インフルエンザが10月から流行中!症状別に見るおすすめの漢方と予防のポイント
今年は例年よりも早く、すでに10月の段階からインフルエンザが流行しています。
私の娘のクラスでも、なんと10月のうちに2回も学級閉鎖がありました。
ここ数年で最も早い流行の兆しです。
近年は、季節の寒暖差が大きく、空気が早く乾燥する傾向があります。
ウイルスは乾燥を好むため、湿度が下がると感染力が高まり、流行が早まるのです。
さらに、コロナ以降でマスクや手洗いの習慣が薄れたことも、感染拡大の一因と考えられます。
🌡️今年の流行傾向と注意点
現在はA型とB型の両方が同時に流行しており、1シーズンに2回かかる人も出ています。
また、症状の特徴として「熱が長引く」「咳がしつこい」「体力が戻らない」など、
回復に時間がかかる傾向があります。
漢方では、こうした状態を「正気(せいき=体を守る力)」が弱った状態と考えます。
ウイルスに対抗する力を高め、回復力を底上げするためには、
体質に合わせた漢方の併用がとても有効です。
🛡️インフルエンザ予防のための3つの基本
① 腸を整える
免疫の7割は腸で作られます。
ヨーグルトだけでなく、納豆・味噌・ぬか漬けなど日本の発酵食品を取り入れましょう。
和漢素材では「山芋」「蓮根」「ハトムギ」も腸を整える働きがあります。
② 体を冷やさない
体温が1℃下がると免疫力は30%低下します。
お腹・足首・首を温めるだけでも、風邪やウイルスへの抵抗力が高まります。
冷たい飲み物を避け、温かいお茶やスープで体を守りましょう。
③ 睡眠とリズム
夜更かしやストレスは、自律神経の乱れにつながります。
交感神経が優位な状態では、免疫細胞の働きが低下します。
「眠りが浅い」「疲れが抜けにくい」方は、体のリズムを整える漢方の力を借りるのも一つです。
🌿感染してしまったときの漢方活用法
抗ウイルス薬と併用して漢方を取り入れることで、
発熱・のどの痛み・咳などの症状を和らげ、回復を早めることができます。
特に「熱は下がったけど、体がだるい」「咳が続く」「食欲が戻らない」という方に、
漢方は大きな助けになります。
🤒症状別・おすすめの漢方薬
| 症状 | おすすめの漢方 | 効果・特徴 |
|---|---|---|
| 発熱・寒気・節々の痛み | 風治散(ふうじさん) | 発熱初期の風邪に。高品質の葛根湯として、寒気や頭痛にも。 |
| のどの痛み・強い炎症 | 紫華栄(しかろん) | 抗ウイルス・抗炎症作用のある生薬を配合。のどの腫れや熱に。 |
| 咳・胸のつかえ・微熱 | 小柴胡湯(しょうさいことう) | 風邪の治りかけに。ウイルス後のだるさや炎症の残りに。 |
| 咳・痰・気管支炎 | 麻杏止咳顆粒(まきょうしがいかりゅう) | 咳を鎮め、痰を切る。のどの痛みを和らげる。気管支が弱い方にもおすすめ。 |
| 乾いた咳・のどの乾燥 | 麦門冬湯(ばくもんどうとう) | 粘膜を潤し、から咳を止める。 |
| 倦怠感・体力低下 | 補中益気湯(ほちゅうえっきとう) | 回復期の体力回復に。免疫力を底から支える基本処方。 |
それぞれの漢方は、症状や体質に合わせて使い分けることが大切です。
たとえば「咳が乾いてのどが痛い方」と「痰が多く咳き込む方」では処方が異なります。
桜井薬品では、体質測定や自律神経バランスのチェックも行いながら、
お一人おひとりに合わせた漢方をご提案しています。
🌸まとめ:早めの対策と体質ケアで冬を元気に
今年のインフルエンザは例年以上に早く、長引く傾向があります。
感染予防には、「腸・冷え・睡眠」を整えることが基本。
もし感染してしまっても、漢方の力で回復を早めることができます。
「のどの痛みがつらい」「熱が下がったのにだるい」「咳だけ残る」
そんな時は、我慢せず早めにご相談ください。
皆さまがこの冬を健やかに過ごせるよう、桜井薬品がしっかりサポートいたします。
お気軽にLINE・お電話でご相談ください🌿


