第63回放送【京都リビングラジオで紹介】腸活の本質|腸内フローラと腸管免疫を専門家が徹底解説【ラジオで反響】

― ラジオでも反響の大きかった「腸内フローラ」と「腸管免疫」の話 ―

先日のラジオ放送でもお話ししたのですが、ここ数年で本当によく耳にするようになった言葉があります。
それが 「腸活」 です。

なぜこれほど「腸が大事」と言われるのか?
ヨーグルトを食べるだけで腸が良くなるの?

…といった疑問を持つ方も多く、放送後にもリスナーの方から質問をいただきました。

そこで今回は、ラジオでも取り上げた
腸内フローラ(腸内細菌叢)と腸管免疫という、腸の2つの重要なシステム
について、ブログで改めて詳しく解説していきます。


■ 腸には2つの大きなシステムがある

腸はただ食べ物を消化しているだけの器官ではありません。

実は

★ 腸内フローラ(腸内細菌叢)

★ 腸管免疫

という2つの重要な仕組みが存在していて、この2つが全身の健康バランスを左右しています。


■ 1つ目のシステム:腸内フローラ(腸内細菌叢)

腸の中には、
1000種類以上・100兆個の腸内細菌
がすみついています。

これらの腸内細菌は、

  • 消化
  • 代謝
  • ビタミン合成
  • 解毒
    など、さまざまな働きをしています。

特に最近注目されているのが、

● 脂肪燃焼作用

● 精神安定作用

の2つです。


● “やせ菌” と呼ばれる善玉菌

ビフィズス菌や酪酸菌は、
短鎖脂肪酸 という成分を作り出します。

短鎖脂肪酸には

  • 脂肪の蓄積を抑える
  • 脂肪燃焼を促進する作用があり、
    そのため「やせ菌」と呼ばれることもあります。

● 自律神経を整えるホルモンも腸で作られる

腸では

  • セロトニン(幸せホルモン)
  • GABA(リラックスホルモン)
    も作られています。

これらは迷走神経を通じて脳へ影響し、
自律神経を整え、不眠や不安感の改善につながる
ことが分かっています。


■ 腸内細菌バランスは “人によって違う”

理想の腸内細菌の割合は

  • 善玉菌2割
  • 悪玉菌1割
  • 日和見菌7割
    と言われています。

しかしこのバランスは
人それぞれ大きく異なります。

そのため、
「ヨーグルトで乳酸菌を摂ればいい」という考え方は、
実は少し効率が悪いのです。

● 理由①:合わない菌は効果が出ない

外から入れた乳酸菌が、自分の腸に合うとは限りません。

● 理由②:腸に定着せず、数日で排出されてしまう

だから毎日摂っても “根本改善” にならない場合があります。


■ ではどうすれば良い?

答えはシンプルで、

★ もともと自分の腸にいる善玉菌を“育てる”

という方法です。

自分に必要だからこそ腸の中にいる菌。
その菌を増やす方が、ずっと確実で効率的です。


■ 善玉菌を育てる食事

善玉菌のエサは

  • 食物繊維
  • オリゴ糖

つまり、
野菜・海藻・きのこ・豆類
をしっかり食べることが基本。

特におすすめは 味噌汁
味噌という発酵食品に加え、
具材で野菜や海藻をまとめて摂れる優秀な一品です。


■ “育てても良くならない人” のための成分

それでも

  • 野菜が苦手
  • 食べているのに便秘が改善しない
    という方もいます。

そんな方にラジオでも紹介したのが

★「乳酸菌生成物質」

です。


■ 乳酸菌生成物質とは?

乳酸菌そのものではなく、
乳酸菌が大豆などを発酵させる過程で作る“代謝産物”のこと。

★ 最大の特徴

腸内フローラの違いに左右されない!

つまり、
どんな腸のタイプの人でも
腸内細菌のバランスを整えるのに役立ちます。

医療機関でも導入されている成分で、
一般の方にも広がりつつあります。

指原莉乃さんが「鬼便秘が改善した」と紹介して話題になったのも、この成分です。

まさに
“次世代の腸活サポート”
と言えるでしょう。


■ 2つ目のシステム:腸管免疫

腸には、体全体の

★免疫細胞の約70%

が集まっています。

腸は“最大の免疫器官”なのです。

腸管免疫が弱ると

  • 風邪
  • インフルエンザ
  • コロナ
  • 花粉症
  • アトピー
    など、あらゆる症状が出やすくなります。

さらに

  • リウマチ
  • 橋本病
    などの自己免疫疾患にも関わると言われています。

腸管免疫を整えるには

  • 乳酸菌の一部株
  • LPS
  • βグルカン
    などが有効とされています。

■ 腸は2つのシステムが鏡のように連動する

腸内フローラと腸管免疫は互いに影響し、
片方が乱れるともう片方も乱れます。

腸の改善は

★両方向から整えるのが最も効果的。

困っている症状に応じて

  • 便秘・下痢・肌荒れ → 腸内フローラ
  • 花粉症・アレルギー → 腸管免疫
    を優先的にケアすると良いでしょう。

■ まとめ:腸を整えると全身が変わる

腸の健康は、

  • 肥満
  • 自律神経
  • 免疫力
  • アレルギー
  • 自己免疫疾患
    など、全身に影響を与えています。

「腸が大事」というのは、ただの流行ではなく、しっかりと理由があるのです。

ラジオでもお伝えしたように、
腸が整うと体も心も驚くほど変わります。

腸内フローラ・腸管免疫・乳酸菌生成物質に興味がある方は、
どうぞお気軽にご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です